リスクを理解すれば、投資は怖くない!!
今こそ米ドルを買う絶好のチャンス!
米ドル/円の下落にクリントン大統領が関与!?
1995年4月に記録した1ドル=79.75円というのは、長い為替相場の歴史上、もっとも安いレートです。では、なぜ、当時、ここまで米ドルが下落したのでしょうか?
当時のアメリカ大統領はクリントン大統領です。いま、アメリカの大統領予備選挙でテレビを賑わせているヒラリー・クリントン氏の夫です。
アメリカは今現在も貿易赤字に悩まされている国です。貿易赤字を作っている一国が日本です。トヨタやホンダなどの自動車メーカーが、たくさん車を売っているのは日本国内ではなく北米市場。つまりアメリカです。だから、アメリカでは日本車が結構走っています。でも、日本国内でキャデラックやフォードの車はそんなに走っていません。電化製品だってそうです。向こうではソニーやパナソニック製品などが氾濫していますが、アメリカの大手電機メーカーGEの製品を日本で見かけることは少ないでしょう。
つまり、アメリカでは日本の製品はたくさん買っているのに、アメリカの製品は日本でそんなに買ってくれない。当時、これが貿易赤字の大きな原因でなないかとアメリカは考え始めました。
そこで1995年、クリントン政権は日米貿易摩擦を解消しようと、円高政策を声高々に宣言しました。
円が高くなれば、日本の製品は国内では売れなくなるだろうと考えたのです。
そしてクリントン大統領が始めた円高政策で、日本円はどんどんドルに対して高くなっていったのです。つまり、政治が関与した結果、円がドルに対して高くなり、言い換えればドル安が進行したんです。その結果が、1ドル=79.75円です。
でも、円高になったにもかかわらず、アメリカの対日貿易赤字は減らなかったんです。
円高でも日本の製品は売れたんですね。
たとえば、日本だって数年前に、ユーロ高からベンツやBMWなどの車が大きく値上げされました。
今現在も、ドイツ車をはじめとする欧州車は当時吊り上げられた価格のまま販売していますが、どうでしょうか?日本の公道からドイツ車が減ったと思いますか?
ヴィトンやプラダの財布やバッグを持つ方が減りましたか?
減ってません!!
プジョーやアルファロメオ、ゴルフやアウディなどなど、価格が高いにも関わらず欧州の車に乗っている方は増えているのではないでしょうか?
欧州ブランドの財布などは、今や男性でも持っている時代です。
つまり、クリントン大統領が採った円高政策は失敗だったのです。この間違いに気づいたアメリカは政策を転換、強いドルを目指し始めたのです。その結果、3年後の1998年には1ドル=147円台まで一気に上昇していったのです。
この教訓をもとに、以後、アメリカは円高政策などは行っていません。
現在のブッシュ大統領も『強い米ドルが望ましい』という発言を何度もしています。
こういった背景から、おそらく、これから米国の景気が悪くなっても当時の1ドル=79.75円を超える円高が進むことはないでしょう。