ボリンジャーバンドで為替相場を予測する方法

トレンド系と併せてボリンジャーバンドを使う

 ボリンジャーバンドは移動平均線とその上下に標準偏差を表す2本の線(標準偏差バンドと呼ばれる)から、バンドを作る手法です。これによって、通貨が現在、買われすぎなのか売られすぎなのかを判断するための指標とするテクニカル分析です。標準偏差には、±1σ(第1標準偏差)、±2σ(第2標準偏差)、±3σ(第3標準偏差)の3つがありますが、一般には第2標準偏差をグラフ化します。通常、為替相場の振幅は為替相場は±2σの範囲内に収まります。なぜなら、±2σの範囲内に収まる確率は95%を超えるからです。つまり、確率的な見地から、上のラインを突き抜けた場合は買われすぎを、下のラインを突き抜けた場合は売られすぎと判断でき、逆張りを狙うわけです。移動平均線は人によって設定が異なりますが、一般的には20日若しくは25日移動平均線が使用されます。
 ボリンジャーバンドは、比較的安定した為替相場で指標とするのが望ましく、最近のサブプライムローン問題で不安定化した為替相場では過信は禁物といえます。

 では、早速、ボリンジャーバンドの活用できる局面とダマシとなる可能性の高い局面を、ドル円のチャートを例に挙げて紹介します。

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