ユーロの取引量は順調に増えつつあり、『第二の基軸通貨』とも呼ばれるようになりました。各国の外貨準備にも使われるようになり、いつの日か米ドルを抑えてユーロが基軸通貨として認められる日が来るかもしれません。2005年以降、対円、対米ドルで堅調に推移してきたユーロですが、2007年夏のサブプライムローン問題による世界同時株安以降、上昇がストップ、不安定な状態となっています。欧州の金融機関が抱える巨額のサブプライム関連証券化商品が市場から不安視され、株価同様、為替相場でも混乱が続いています。
13カ国が加盟しているユーロですが、ファンダメンタルズ解析を行ううえで重要な経済指標は、フランス、ドイツ、イタリア、スペインの4カ国と考えておけばよいと思います。なぜなら、この4カ国でユーロ圏GDPの大半を占めているからです。
また、ECB(欧州中央銀行)の金融政策には要注意です。ECBが発表する政策金利は、大きく為替相場を動かす要因ともなります。
【参考資料】 過去5年間のユーロ・円の為替チャート
※図をクリックすると拡大します
※上図はセントラル短資FXから引用
参考としてユーロ/円(EUR/JPY)をテクニカル分析で見てみましょう。
※上図はセントラル短資FX FXハイパーのハイパーチャートに一部加筆したものです
他のクロス円通貨同様、ユーロ円も急激な下落を見せています。9月22日につけた高値が戻り売りのチャンスでした。この時期、MACDでゴールデンクロスしていますが、長期移動平均線と実勢レートとの乖離が大きく、かつ下降トレンドの中である場合、デッドクロスが近い可能性が強いサインです。こういうときは、ほぼデッドクロスと捉えた方が無難です。
25日移動平均線に頭を抑えられた格好で下落しており、今後、調整が入った場合25日移動平均線に接近若しくはクロスするようなら売りから入りたい通貨ペアです。
また、155円以上、若しくは160円台で売りポジションを建てた方も少なく無いと思います。で、どこで売ったらいいか非常に悩みます。私も悩みました。
ボラティリティが高まっている現状では、おそらくテクニカル的なサインがでて決済したのでは底値から5〜10円上昇している可能性が小さくありません。どこで決済するかは皆さんの自由ですが、個人的には133円で一度利益を確定しました。あまりにも急落なのでそろそろ調整が入り140円台を一度回復するような思いから決断しました。
あと、ユーロドルのショートを持っている方もたくさんいるようですが、こちらももう少し下落すると見ています。いやぁ、本当に楽しいかぎりです。【10月12日】
今回の金融危機は100年に1度とも言われる深刻な事態です。マーケットは崩壊しており、この状況ではテクニカル分析の信頼性・精度は大きく落ちます。そこで、最低でも過去にユーロがどれだけ円やドルに対して下落したことがあるのか?を知っておく必要があると思います。セントラル短資のハイパーFXなら、ユーロ円、ユーロドルともに過去9年の為替データをチャートで確認できます。ちなみにドル円は18年分のデータを見ることができます。過去の為替データから、どこまで下落する余地があるのか参考となりますので、ぜひ、確認してみてください。