米ドル円とテクニカル分析

世界の基軸通貨で流動量が多い

 米ドルは、世界の貿易決済や金融取引に大きな割合を占める基軸通貨。他の通貨に比べ、価値が安定しています。ただ、2007年夏以降、サブプライムローン問題を機に、巨額のサブプライム関連証券化商品を保有する欧米金融機関の信用不安から、世界的な株価下落がしばしば発生し金融市場に混乱を招いています。アメリカ経済の減速が危惧されはじめ、市場は米国の経済指標に非常に神経質になっており、経済指標の結果がマイナスだとドル安円高を加速させる大きな要因に。
 FXをやるにあたり、アメリカ経済の行方が一つの大きな鍵を握っており、経済指標発表やアメリカ財務長官、FRB(米連邦準備制度理事会)議長の発言には特に注目しなくてはなりません。

【参考資料】 過去5年間の米ドル・円の為替チャート
  ※図をクリックすると拡大します


※上図はセントラル短資FXから引用

テクニカル解析でみる米ドル/円

 参考として米ドル/円(USD/JPY)をテクニカル分析で見てみましょう。ここでは、移動平均線、スローストキャスティクス、MACDを参考として取り上げます。

※上図は外為どっとコムFXトレードのチャートから一部を切り抜きしたものです。

 久しぶりに87円割れを記録したドル/円。米国の経済指標が予想を下回ることが多く、景気回復の鈍化懸念が浮上してきました。NYダウの大幅上昇に乗っかって88円台後半まで戻しましたが、このまま上昇するかは微妙。NYダウが過去のチャートと照らし合わせると、再度下落する可能性が高いという報告もあり、もしそうなるとしたら、円買いを誘発する可能性が高いと思います。ついこの間までは、リスク回避の円買い、ドル買いが基本だったのですが、米国景気に対する懸念が再燃してきたために、ドル買いではなくドル売りに転じてきており、ドル/円の売買は非常に難しいと言えます。
 もしテクニカルを信じるなら、MACDがゴールデンクロス寸前なので、一旦買い。
 ただし、再度下落する可能性も否定できないので、ストップは必須です。
 個人的には方向が読みづらいので様子見の通貨ペアです。【7月11日】

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